2023/04/12
4年生の正規配属希望の皆さまへ。
【メッセージ】
植物の花は咲く場所や時期もバラバラで、色や形が様々であるように、生薬学研究室に来る人も様々です。生薬学研究室では多様性を重視します。研究したい人、植物が好きな人、勉強したい人、クラフトコーラを作りたい人、ザリガニ釣りをしたいなど、いろんな人がいます。もちろん、「一緒に研究したい」と言ってくれる学生がいると嬉しいですが、違う方向性で個性を発揮し楽しんでくれる気持ちも大切にしたいと思います。もちろん却下されることもあります(ザリガニ釣りは実施しました・・・)が、個性を伸ばしてくれることも大歓迎です。
研究室のロゴは学生が作ってくれました。一昨年のインスタグラムは学生が書いてくれていました。山への散策に積極的についてきてくれる学生もいます。Twitterに挙がっている絵(今はなぜかイモリ)はいつも早期配属の学生が書いてくれています。
今年の6年生は信じられないぐらい頑張って勉強しています。(加年生であることが多いですが)学力も人間力も大きく成長した学生もいます。
お互いの目指すべき方向性を受け入れ、尊重し、自分と向き合い成長する。そのような意識が生薬学研究室の一つのコアだと思います。
口に次々に放り込まれるような、すべてが与えられる環境ではないので、口さみしさはあるかもしれませんが、成長したいと思う学生には向いているのではないかと思います。いろいろな雑念を取り払い、自分と向き合い、凛と咲くシャクヤクのように1UPした姿で活動しましょう!
【研究テーマ】
- SARS-CoV-2の膜タンパク質のプロセシングを制御する生薬エキスの探索
- 迅速・簡便な食物アレルギー多項目同時診断デバイスの開発
- アーユルヴェーダ薬物の研究①:クシャーラ・スートラの作用機序の解明
- 生薬原材料栽培_漢方生薬「茯苓(ブクリョウ)」の国産人工栽培法の開発
【研究室の基本方針】
- 月1(土) 薬草園でボランティア活動をします。
- 学生の自主性を大切にします。
【生薬学研究室の強み】
- 多くの企業と共同研究しています。現在、香料会社、健康食品会社、商社、試薬メーカーなど複数の会社と秘密保持契約を結び研究を行っています。一緒に参画することで、就職活動において必要な資質や技術が備わります。
- 他学科(城西大学薬学部薬科学科、理学部化学科)、学外では豊橋技術科学大学、金沢大学、科捜研、科学警察研究所などと共同研究を行っています。学生同士の繋がりを持つことができます。
- フィールドワーク(野外調査)も行います。研究室発足1~2年目(2019-年)は漢方製剤メーカーに工場見学、長野県に茯苓突きなどを行っています。
- 学外向けのイベントを研究室や薬草園でイベントを行います。漢方生薬系のイベントにも一緒に行くことができます。生薬や漢方に強くなります。